2009年02月22日
上場企業倒産、40社目!
あおみ建設(東証一部)が倒産し、2008年度ベースで上場企業倒産は40社目である。
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東証二部のマンションディベロッパー、ニチモが倒産し、その不良債権がゼネコンに波及、そもそも脆弱な財務内容だったあおみ建設が連鎖倒産のような形で倒産してしまったわけだが、上場企業が年度で40社倒産するというのは、まさに信じられない事態である。
これらの負の連鎖は、裾野が広く、建築工事に従事する下請け企業、住宅設備機器メーカー、卸売りなどに至るまで、大きく波及することが予測できる。
特に、建設、不動産で動く金額は大きく、その為、経済に波及する影響も大きい。
この度のように、負の連鎖に落ち込んでくると、負の波及も大きいわけだが、その速度は、あまりにも速すぎる。
既に、一昨年、予測したとおりの現象が起こっているわけだが、自動車産業から家電、電化産業、スーパーや百貨店まで影響し、今後、食品産業、特に菓子などの製造業も悪化する。
普通、駄目な分野の産業があっても、他の産業でカバーできていたのに、ここ数年は、成長産業など見込めない。
おまけに、金融機関が駄目なわけだから、日本経済の立ち直りは、思ったより長引く可能性が大である。
当社においては、既に目論見済みであり、すでにかような経済でチャンスを画策し、いろいろと実験をしたりしている。
今後、落ち込みが酷く、その速度が加速度化する地方においては、我々の行っている業務の一つ、相続対策では、空室リスクが高くなってしまう為、首都圏で投資することで相続対策に有利な仕組みを構築している。
また、首都圏の広い範囲で、プロパティマネジメント力を高める為、賃貸管理ソフトをASP化し、ある実験を開始しており、私自身、作業着を着て、作業のマニュアル化を行ったりしている。
できれば、ビジネスモデル特許を申請したいと思っているが、できなければ仕方がない。業界のために、オープンにしてゆきたい。
あわせて、少ない資金で投資できる仕組みも完成し、金融機関に頼らずにも首都圏で投資できるビジネスモデルも構築した。
これは、昨日のブログを読んで参考にしていただきたいが、逆転の発想である。
また、実は建築部門にも力を入れている。
http://www.cfnets.co.jp/img/open_room.pdf
かつてない賃貸住宅を、プロの目で研究開発を行っており、今回の物件は、完成前に全室申し込みという状況になっている。
プラチナ会員、ゴールド会員のかたは、一般とは別に、3月1日に完成見学会と別物件のリニューアル物件の見学に、あわせて城ヶ島 遊ヶ崎リゾートで、私と猪俣が考案した料理&海鮮鍋を楽しむ会付で参加できる。
※詳細は、0120−177−213 セミナー事業部今野までお問い合わせください
不動産というのは、すべての産業に起因する。
土地有効活用というのは、国土利用であり、地域社会は、実は不動産の価値で成り立っているわけである。
土地に価値がない地域は衰退するし、産業も根付かない。
不動産の活用ができない地域は衰退する。
この辺が音痴な知事は地域を活性化などできないし、同様に、音痴な政治家であれば、日本を活性化することは難しい。
かつて、田中角栄氏の日本列島改造論は、ほとんど国土利用計画が主流だ。
彼の生き方を否定する人も多々いるが、田中角栄氏以降、この日本をコントロールできた総理大臣って、いないのではないか。
現在の政府、官僚は、国益より個人的利益を優先する「ことなかれ主義」でできており、何かといえば、選挙で勝つことばかりを考えている。
国民の意向より、票集めに走っているわけだが、こんな政治家達にこれだけ疲弊した日本経済を立て直すすべはないだろう。
「馬鹿な大将、敵より怖い」とは、本当によく言ったものだと思うが、日本国民は、結果的に、馬鹿な政治家、馬鹿な官僚に殺されてゆくだけだ。
考えてみれば、年金問題一つとっても考えてみて頂きたい。
勤勉に働き、サラリーマンは給料天引き、つまり源泉徴収で強制的に差し引かれ、そのお金は、普通、積み立てられたりして、自分に返ってくるべきものじゃなかったのか。
ところが、このお金は、不動産音痴の馬鹿の集まりが不良債権化して使い果たし、既に自転車操業のようになってしまい、徴収した金で負担するしかないから、現在の若者は、将来、年金で暮らすことなどできなくなってしまっている。
これも不動産音痴の結果だ。
この責任って、だれが取るのか。
民間企業は、倒産、破綻、失業、破産と未曾有の状況に陥っているのに、公務員は、今後もリストラされることはない。
今後、日本国の予算が決まってくるし、地方自治体も予算が決まってくる。
これだけ民間企業が倒産し、失業者が増えているわけだから、税収の落ち込みも激しい結果にならざるを得ない。
にもかかわらず、収入が落ち込んで、予算が足りないのであれば、普通の企業は人員削減するのが普通だが、公務員は減らさないし、政治家も減らさない。予算も減らさないし、給料も減らさないのだから、国がもつわけないだろう。
あ〜、ほんと、馬鹿につける薬もないか。
今後、国民は、自己防衛策を独自に考えてゆくしかない。
現在、朝早くから、大阪から富山に移動中。
サンダーバード3号で3時間ちょっと。
久しぶりに、ブログに力が入ってしまった。
本日、富山で、首都圏の不動産を活用する相続対策の講演を行う。
一緒にやっている新潟コンサルティングデスクの古川氏の講義も、結構、面白いものに仕上がっている。
昨日も、大阪講演のあと、懇親会で飲みすぎてしまい、少々、二日酔い状態だ。
では、ちょっと睡眠タイムに。
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この記事へのコメント
お疲れ様です。
読み応えのあるブログ、大変勉強になります。
ありがとうございます。
それでは、本日のセミナー、何卒よろしくお願い申し上げます。