2005年09月01日
成功へのこころの科学 20
好きなことが多い人生は「楽しい」
『好きなことが多い人生は、楽しく、嫌いなことが多い人生は、辛い。物事の多くは、考え方次第で、好きにも、嫌いにもなるものだ。』
ものごとの好き嫌いをだれが決めるかというと、自分が決めるのである。
そう言われてみると当然なことだが、意外と、ときどきの周囲の環境や人の影響を受けやすいものだ。
私は子供のころ、食べ物の好き嫌いが激しかった。
とくに鯨の肉(当時安価でよく食卓に出ていた)が嫌いで、いつも、箸をつけずにいた。それが社会人になって、たまたま仕事関係で横浜のある鯨肉料理の専門店に入ることになり、いや応なく、10何年振りかで箸をつけることになった。そしたら、それが最高に美味でおもわずホホずりするほどだった。クジラのフライをみるのもイヤだったのに、味覚が変わったのか、と思うほど、すっかりクジラ党になってしまった。
小学校のときに一度食べた味で、もう一生鯨肉を食べることは無いと決めこんでいたところが、TPOが変わって、鯨肉を食べたら、これまでの鯨肉料理に対する考えが一変してしまったのだ。それからというもの、私は、食べ物料理の好き嫌いを決めるのは、なんでも(たとえ、素材が嫌いなものであっても)口に入れてから判断しようと思うようになり、その考えに伴って、食べ物のバリエーションが大きく広がったものだ。
人に対する考えも同じ。
初対面では、「イヤなやつ」と毛嫌いしたものの、何回か会っているうちに、だんだん気持ちがわかり合えるようになり、仲良くなる人がいる。
私自身、今一番仲良い仕事仲間で親友と言えるのは、以前、ああ言えばこう言うたちの男で、彼とは論争ばかりしていた、いわば意見が合わない一番嫌いなタイプの人間だったのだから、変われば変わるものである。
要するに、人も食わず嫌いになってはいけない。
まずは、好き嫌いなく、誰とでも付き合ってみる。今ではそれをモットーにしている。
そんなわけで、社員募集に際しても、こまかいことは後回しで「まずは採用してみよう」という方針転換したこともあった。ところが、それは、ベテラン社員から非難がでて、元通りの採用基準になったが、私自身の気持ちは今でも変わらないでいる。
ところで、反対に、初対面ではイイ奴だ、この男とはずっと付き合いたいと思い、気を許したら、実はサギ師だったって話しもあるので、ご用心。いずれにしても、美味しく食べられるものが増えることは楽しい、そして付き合う巾が広がるのは、より人生を楽しくするものである。
倉橋隆行の著書はこちらから
『好きなことが多い人生は、楽しく、嫌いなことが多い人生は、辛い。物事の多くは、考え方次第で、好きにも、嫌いにもなるものだ。』
ものごとの好き嫌いをだれが決めるかというと、自分が決めるのである。
そう言われてみると当然なことだが、意外と、ときどきの周囲の環境や人の影響を受けやすいものだ。
私は子供のころ、食べ物の好き嫌いが激しかった。
とくに鯨の肉(当時安価でよく食卓に出ていた)が嫌いで、いつも、箸をつけずにいた。それが社会人になって、たまたま仕事関係で横浜のある鯨肉料理の専門店に入ることになり、いや応なく、10何年振りかで箸をつけることになった。そしたら、それが最高に美味でおもわずホホずりするほどだった。クジラのフライをみるのもイヤだったのに、味覚が変わったのか、と思うほど、すっかりクジラ党になってしまった。
小学校のときに一度食べた味で、もう一生鯨肉を食べることは無いと決めこんでいたところが、TPOが変わって、鯨肉を食べたら、これまでの鯨肉料理に対する考えが一変してしまったのだ。それからというもの、私は、食べ物料理の好き嫌いを決めるのは、なんでも(たとえ、素材が嫌いなものであっても)口に入れてから判断しようと思うようになり、その考えに伴って、食べ物のバリエーションが大きく広がったものだ。
人に対する考えも同じ。
初対面では、「イヤなやつ」と毛嫌いしたものの、何回か会っているうちに、だんだん気持ちがわかり合えるようになり、仲良くなる人がいる。
私自身、今一番仲良い仕事仲間で親友と言えるのは、以前、ああ言えばこう言うたちの男で、彼とは論争ばかりしていた、いわば意見が合わない一番嫌いなタイプの人間だったのだから、変われば変わるものである。
要するに、人も食わず嫌いになってはいけない。
まずは、好き嫌いなく、誰とでも付き合ってみる。今ではそれをモットーにしている。
そんなわけで、社員募集に際しても、こまかいことは後回しで「まずは採用してみよう」という方針転換したこともあった。ところが、それは、ベテラン社員から非難がでて、元通りの採用基準になったが、私自身の気持ちは今でも変わらないでいる。
ところで、反対に、初対面ではイイ奴だ、この男とはずっと付き合いたいと思い、気を許したら、実はサギ師だったって話しもあるので、ご用心。いずれにしても、美味しく食べられるものが増えることは楽しい、そして付き合う巾が広がるのは、より人生を楽しくするものである。
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