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2005年03月19日

不動産とお金の話 9

第4章 初心者向きな「投資倶楽部」

3.投資の基本はインカムゲインである

投資というと、株式投資を頭に浮かべる人が多い。

だが、基本的には、株式投資は安い時に買い、高くなったら売る、逆に高く売って安く買い戻す、すなわち売買差益を求めるもので、買った株を持ちつづけ、その配当などの利益を期待するものではない。

しかし、不動産投資の場合、投資の対象となる不動産を購入し、その不動産を長期に運用し、その運用益(賃料等の収入)を求めるもの(不動産証券化への対応ではない)、つまり、対象物件そのものから派生する直接的なインカムゲインを追求していくものである。

売値を見据えることも大事なことだが、それはリスク回避の手段であり、基本は運用益を考えて投資するというものであるから、根本的に投資という概念が、似て否なるものである。

株といえば、私も、バブル期に銀行から「資金は貸すから」と、勧められて株式投資にのめりこんだことがあった。

投資金額は200万円程度だったが、一時期には当時の手取り給料の倍近い毎月40万円から50万円の利益を得ることができた。

なにも株の知識を持たないものが、将来予測をちょっと考え、それに相応する経営方針と利益を上げている会社にさえ投資していれば、給料の倍近い金が懐に入ってきた。確かに、有頂天になって喜んだものの、「これは自分の実力じゃない」ということに気がつきだした。なぜかというと、当時の株式市場は、増減率の違いはあるものの、多かれ少なかれ全部の株が上がっていたのである。

また、株式投資にのめりこんでしまうことにより、残念ながら仕事に手抜かりが出始め、結局、バブル崩壊前に株から手を引いた。

もし、あのまま株にのめりこんだままだったら、と思うとぞっとする。

不動産投資のように、銀行から借金をしてまで株に投資していたら、現在の私はなかっただろう。

4.人間、生きて死ぬまで。人生は、ある程度、お金で集約できる!

以上、不動産投資を活用した将来設計、ライフプランのあり方、不動産とお金の関係を述べてきた。

とくに、年金不安時代の到来が確実になってきた今日、ライフプランの柱となる、不労所得をどう準備するかは切実な問題となってきた。

言うなれば、家族や子供、あるいは友人、知人から「あなたは老後の生活資金をどうやって確保するの」と、聞かれた時に、どう答えるかである。

私がセミナーやこうした出版物を通して、不動産投資が一番だと言い張っても、年金に執着する人、あるいは貯金派、株式投資派、その他、生活資金が安い海外移住派、または「なるようになるさ」と、諦め半分、突っ張って生きていく人もいるだろう。

いずれにせよ、勤労所得がまったくなくなる時がやってくる。

とかく、お金のことを話すと、イヤしい奴だと思われがちだが、現実的に考えると、命の次に大事なのはお金ではないだろうか。

私は、人生は生きて死ぬまで、どれくらい楽しんで生きられたかだと考えている。

テレビなどで、よく報じられているような前世がどうのといって嘆くことはないし、死んだ後のことまで考えて生きることもしない。

そのひとの人生のすべては生きているときのみに集約されるものと考えている。

そして、人生を楽しむために、お金が必要であることも知っている。

とりわけ、団塊世代といわれる50代中ばの自殺が目立っている。

この傾向に対して、「40代後半から50代の自殺はもともと多い。

その年代になって、本当に自分の人生や将来のことを真剣に考えるようになるから」など、社会学者たちはいろいろと分析しているが、私は中年の自殺もやはり、お金に集約できると思う。

働けなくなっても十分人生を楽しんで暮らせる生活資金が確保されていれば自殺などは決してしない、そう確信している。

その一方、生活情報センターの調べでは、50代サラリーマン男性の副業が増える傾向にあり、今や4人に1人の割合で何かしらの副業をもっているという。

その中身を、多い順位に並べると「もっと自分の小遣いがほしい」「色々な人と出会いたい」「仕事を覚えたい」「家計の補助のため」「お金を使う予定がある」「ローン等がある」と、全体として、生き甲斐作りが表立っているが、やはり「お金」が絡んでいる。

先述した内閣府調査とは異なり、老後の生活保障(資金)のため、といった切実感はうかがえないものの、某評論家が指摘していたように「退職後の仕事の確保が大きな目的」が本音ではないだろうか。

副業ができる体力があれば、「勤労所得ゼロ」を頭に思い浮かべるより、「定年後の仕事を」と考えるのフツウかもしれない。

しかし、「勤労所得ゼロ」の時は必ずやってくる。

不労所得の確保は不可欠だ。繰り返すが、日本のような自由資本主義社会では、努力しないと破綻する。

この自由資本主義社会のもとで、ずっと世界一の豊かさと繁栄を続けているアメリカに「天は自ら助くる者を助く」という諺がある。

この諺には、老後の不安を解消するには、他力本願ではなく、自ら努力と創意工夫をこらせ、ということが暗示されているのではないだろうか。

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【筆者のプロフィール】
1958年生まれ。CFネッツ代表取締役兼CFネッツグループ最高責任者であり、グループ企業十数社を率いる現役の実業家。20社を超える起業に携わり、複数の事業再生案件も成功させている。
また、自ら渡米して国際ライセンスのCPM(Certified Property Manager)を日本人で初めて取得しており、現IREN−JAPANの創生に携わり、2002年の会長に就任している。また、1993年(平成5年)には日本で初めてPMマニュアル「賃貸住宅仲介・管理の戦略・戦術と業務マニュアル」(環境企画)を執筆。当時は、まだ賃貸管理業務が体系化されていなかった時代に、契約書式や業務フローの効率化を発表。その後も3冊の業界向けマニュアル本を出版したことでプロパティマネジメントのエキスパートとして活躍し、日本全国で業界団体の講演などの活動が始まった。
1998年「賃貸トラブル110番」(にじゅういち出版)を出版。北野たけしさんの番組「ここが変だよ日本人」に出演し、その後、バラエティ番組にタレントとしても活動する。
2000年に日本で初めての不動産コンサルタント会社CFネッツを創業。不動産コンサルティング業界の第一人者であり、いまだグループ企業の創生を続けている。
不動産投資から不動産全般の法律問題、相続対策、建築コンサルティング等や、不動産業者向けの経営コンサルティングやシステム開発にも携わり、抜群の成果を誇る経営コンサルタントとしても活躍中。さらに執筆活動やテレビ、ラジオにも多数出演し、日本全国で講演なども行っている。
また、不動産投資家としても著名であり、2000年には日本で初めての不動産投資の著書「プロが教えるアッと驚く不動産投資」(住宅新報社刊)を出版し、「不動産投資成功の方程式」(朝日新聞出版社刊)など多くの著書も上梓している。
また澤田痴陶人の美術収集家でも知られ、澤田痴陶人美術館も所有運営し、「城ヶ島遊ヶ崎リゾート」「三崎港蔵」「六本木 遊ヶ崎」「三崎港ラーメン」「伊万里ちゃんぽん」などの飲食店の経営やプロデュースする美食家としても知られ、プロデュースした店舗がミシュランガイドに2店舗が掲載されている。
またユーチューブを活用したオンラインセミナーやCFネッツで行われている朝礼なども公開しており、多くのファンが存在する。
テレビ出演では「ここが変だよ日本人」「ジェネレーションジャングル」「ワールドビジネスサテライト」「ジョブチューン」「大人の歩き方」「ここが知りたい不動産」などに出演し、ラジオではFMヨコハマ「ここが知りたい不動産」にレギュラー出演している。  著書には「賃貸トラブル110番」「やっぱり不動産投資が一番」「不動産投資、成功の方程式」「お金に困らない人生設計」「損しない相続 遺言・相続税の正しい知識」「プロが教えるアッと驚く不動産投資」「馬鹿に効く薬」「生島ヒロシの相続一直線」「都市農地はこう変わる」「教訓」「賃貸トラブル解決の手続きと方法」「不動産投資 新プロの流儀」ほか多数。

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1993年、「賃貸住宅仲介・管理の戦略・戦術と業務マニュアル」(環境企画)出版 その後、3冊のマニュアルを発表
1996年、社団法人 全国賃貸住宅経営協会横浜南部支部支部長に就任し、翌年、同協会の神奈川連合会の創設に伴い副会長に就任。
1998年、不動産業界に関するシンクタンクである不動産綜建研究所創設に伴い、取締役所長に就任。
1999年、総合的なウイークリー・マンスリー賃貸の運用会社である(株)月極倶楽部を創立、代表取締役に就任。
そして、ほぼ同時期に資産運用管理会社である株式会社CFネッツを創立し、代表取締役に就任する。
2001年、JREM国際CPM協会(現IREM−JAPAN) 副会長就任
2002年、JREM国際CPM協会(現IREM−JAPAN) 会長就任
2003年4月、IREM(全米不動産管理協会)より、CPM(公認不動産管理士 サーティファイド.プロパティマネージャー)の称号を取得。日本で初めての公式試験受験による取得者となる。
これまでに、株式会社南青山建築工房、株式会社日本テナントサービスなど、グループ会社18社、総社員数130名を超えるまでに成長させている。
また現在でも、不動産投資から不動産全般の法律問題、相続対策、建築コンサルティング等や、不動産業者向けの経営コンサルティングやシステム開発にも携わり、抜群の成果を誇る経営コンサルタントとしても活躍中。さらに執筆活動や日本全国で講演なども行っている。

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